旅行や外出には、缶の液体ミルクが便利
液体ミルクは、開けてそのまま飲ませられます。お湯も、湯冷ましも、粉を量る手間も要りません。毎日は使わなくても、旅行や帰省の日だけ使う。そういう使い方に向いています。
このページでは、明治「ほほえみ らくらくミルク」の缶を例に、飛行機への持ち込み、外出先での温め方、缶に付けるアタッチメントの選び方を書きます。家に置いておけば、災害の備えにもなります。
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飛行機に持ち込めますか?
持ち込めます。国内線と国際線で、手続きが少し違います。
国内線は、ペットボトルの飲みものと同じ扱いです。ANAは、飲みものは機内に持ち込めて、機内で飲んでもよいと案内しています。
国際線には、液体は100mL以下の容器に入れる、という決まりがあります。ただし赤ちゃんのミルクは、この決まりの対象から外れています。機内で必要な量だけ、という条件つきです。
保安検査で、赤ちゃんのミルクだと検査員に伝えてください。240mLの缶のままで構いません。
預ける荷物には、この決まりはかかりません。帰りの分や予備は、スーツケースに入れておけます。
これは日本の空港を出る便の決まりです。海外の空港では、その国の決まりで検査されます。乗り継ぎがあるなら、航空会社に先に聞いておくと安心です。
機内では、粉ミルク用のお湯をもらうこともできます。JALは、ミルク作りのお湯を用意できると案内しています。
著者がANAに乗ったときは、客室乗務員の方がミルクを温めてくれました。いつもお願いできるとは限りませんが、困ったら声をかけてみてください。
温めなくても飲めます。温めるなら湯煎かカイロで
らくらくミルクは、常温のまま飲ませられます。外出先で無理に温めなくて構いません。
寒い日や、冷たいと飲まない子には、温める方法が3つあります。明治が案内している方法です。
- お湯につけて温める(湯煎)
- カイロを当てる
- 大人の服の中に入れておく
目安は40℃以下です。飲ませる前に、熱くないことを確かめてください。
アタッチメントを付けた缶は、そのままお湯につけられます。缶のまま温めたら、すぐに使い切ります。温め直しはしません。
この3つは、しないでください
- 電子レンジで温める
- 直火にかける
- 缶のままミルクウォーマーに入れる
明治が、温めるときの禁止事項として挙げています。
缶に直接、口をつけさせないでください
缶の飲み口で、赤ちゃんが口を切るおそれがあります。明治も、缶のまま与えないよう書いています。
飲ませ方は2つです。哺乳びんに移すか、缶に専用のアタッチメントを付けるか。
哺乳びんに移すときは、缶の上の面を清浄綿でふき、よく振ってから開けて、清潔な哺乳びんに注ぎます。
アタッチメントを付けると、缶がそのまま哺乳びんになります
明治の専用アタッチメントを缶にはめると、哺乳びん用の乳首を付けられます。哺乳びんを持たずに出かけられて、洗う場所を探さずに済みます。
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付けられる乳首は、ピジョンの「母乳実感」だけです。乳首とキャップとフードは、アタッチメントに入っていません。
家で母乳実感の哺乳びんを使っているなら、その乳首とキャップとフードを付けます。持っていなければ、乳首と、キャップ・フードのセットを別に用意します。乳首は月齢で6つのサイズに分かれています。
キャップとフードは、同じ時期に買ったもの同士で組にしてください。母乳実感は2022年2月にキャップの大きさが変わっていて、時期が違うとフードがはまりません。
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使う前の準備は、哺乳びんと変わりません。
- アタッチメントと乳首は、洗って消毒してから持っていく
- 缶の上の面を、きれいな水で5秒以上洗い流す。水がなければ、赤ちゃん用の手口ふきでよくふく
- 缶を開けて、アタッチメントを水平にはめる。下から軽く押して、外れないことを確かめる
アタッチメントは2026年に変わりました。前の型は、いまの缶に使えません
らくらくミルクの缶は、2026年1月21日に変わりました。ふたを回して開ける120mLと200mLの缶が終わり、プルタブで開ける240mLの缶になっています。
前のアタッチメント(アタッチメントII)は、回して開ける缶の専用でした。缶と一緒に販売が終わっています。
いまの240mLの缶には、2026年4月23日に出た新しいアタッチメントを使います。希望小売価格は649円です。
お下がりでもらうときや、フリマで買うときは、どちらの型かを確かめてください。商品名に「II」と付いているのが、前の型です。
缶が変わったのは、安全のためです。前の缶は、落とすなどして強い力がかかると、ごくまれに密封が保てなくなり、中身が変質することがありました。明治は、より丈夫なプルタブの缶に切り替えたと説明しています。
開けたら2時間以内。飲み残しは捨てます
開けた缶は、2時間以内に使います。赤ちゃんが口をつけたミルクには、唾液から菌が入ります。飲み残しは、次の授乳に回さず捨ててください。
いまの缶は240mLで、月齢の低い子には多い量です。旅行中は、残りを清潔にとっておくのがむずかしくなります。
1本の希望小売価格は311円です。余った分は捨てる、と先に決めておけば、出先で悩まずに済みます。
持っていくときに
保存は常温です。暑くなる場所と、凍る場所を避けます。夏の車の中に置いたままにしないでください。
開ける前に、缶に汚れや破損がないかを見ます。中身が固まっている、分かれている、においがおかしい。そういうときは使いません。
ミルクの色が少し茶色いのは、缶に詰めたあとに高い温度で殺菌しているためです。品質に問題はありません。
家に置いておけば、災害の備えにもなります
災害で水道やガスや電気が止まると、粉ミルクを作れません。哺乳びんを洗うことも、消毒することもできなくなります。液体ミルクなら、お湯も水も要りません。
政府は、赤ちゃんのいる家庭に、食べものを最低2週間分備えるようすすめています。ミルクの備えとして挙げているのは、粉ミルクや液体ミルク、哺乳びん、紙コップ、使い捨てのスプーンです。
1日の本数は、1日に飲む量を240で割れば出ます。1日720mLなら3本で、24本のケースが8日分です。ケースをひとつ置いておくだけでも、最初の数日をしのげます。
哺乳びんが使えないときは、紙コップで飲ませる方法があります。手順は明治の「災害時に備えて」に出ています。
買い置きは、古い缶から使って、使った分を買い足します。賞味期限は作られた日から18か月あります。旅行や帰省のたびに使っていけば、期限が切れる前に入れ替わります。
急な帰省のときも、家の備えから持ち出せば、買いに走らずに済みます。母乳の家庭でも、足りない分を補えるように、何本か置いておくと安心です。
明治ほほえみ らくらくミルク 240mL×24本の商品ページ(広告):楽天市場/Amazon
粉・キューブ・液体の違いと、粉を溶かすお湯の温度は、育児用ミルクの記事に書きました。
出典
- 株式会社明治「『明治ほほえみ らくらくミルク』『明治ステップ らくらくミルク』リニューアル発売のお知らせ」2025年10月30日(2026年1月21日からプルタブ缶240mL、希望小売価格311円。スクリューボトル缶120mL・200mLと「アタッチメントII」は販売終了)
- 株式会社明治「明治ほほえみ らくらくミルク アタッチメント」発売のお知らせ2026年3月25日(2026年4月23日発売、希望小売価格649円。ピジョン「母乳実感」専用)
- 株式会社明治「らくらくミルクの使い方」(開封後2時間以内、缶のまま与えない、温め方は湯煎・カイロ・服の中で40℃以下が目安、電子レンジ・直火・缶のままミルクウォーマーは禁止。2026年9月確認)
- 株式会社明治「らくらくミルク アタッチメントの使い方」(消毒、缶の天面を5秒以上洗う、取り付けの確かめ方。2026年9月確認)
- 株式会社明治「らくらくミルクの特徴」(賞味期限は製造日から18か月、保存方法、液の色。2026年9月確認)
- 国土交通省「国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」(ベビーミルクは適用除外。機内で必要な量に限り、検査員に申告。受託手荷物には適用されない)
- ANA「【国内線】弁当などの食べ物や飲み物を機内に持ち込むことはできますか。」(2026年9月確認)
- JAL「赤ちゃん連れのお客さま」(国内線。ミルク作りのお湯の用意。2026年9月確認)
- ピジョン「母乳実感 哺乳びんパーツ キャップ・フードセット」ほか、母乳実感 乳首の商品情報(乳首は6サイズ。ボトル・乳首・キャップ・フードはそれぞれ別売り。2026年9月確認)
- ピジョン「母乳実感 哺乳びん2代目をお使いの皆さまへ」(2022年2月より前の2代目と、以降の3代目は、ボトル・キャップ・乳首に互換性がある。フードだけは世代をまたいで使えず、キャップとフードは同じ世代で組にする。2026年9月確認)
- 政府広報オンライン「今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方」(乳幼児は最低2週間分の備蓄。ミルクの備えとして粉ミルク・液体ミルク、哺乳びん、紙コップ、使い捨てのスプーン。2026年9月確認)
- 株式会社明治「災害時に備えて」(災害時に起こりうること、ローリングストック法、紙コップを使った授乳方法。2026年9月確認)
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