離乳食のヨーグルトは、どれを選べばいい?
ヨーグルトは、離乳食に慣れた6か月ごろから、早めに試しておきましょう。おすすめは、砂糖を使っていないベビーダノンのプレーンです。
初めての時は、平日の午前に、スプーン1さじから始めてください。
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ヨーグルトは、いつから食べさせていい?
ヨーグルトは、離乳食に慣れた6か月ごろから、早めに試しておきましょう。始めるのを遅らせると、かえってアレルギーになりやすいと考えられています。→食べ始めを遅らせない理由
牛乳を飲みものとして飲ませるのは、1歳を過ぎてからにしましょう。ヨーグルトのように料理や食べものとして使う牛乳は、1歳前から使えます。→牛乳をいつから飲みものにしてよいか
冷たいままでいい?温めたほうがいい?
ヨーグルトは、冷たいまま食べさせて構いません。ヨーグルトの原料の乳は、法令で決められた方法で殺菌してあります。温めても、アレルギーが起こりにくくなるわけではありません。
冷たいのを嫌がる時は、電子レンジで少し温めると食べることがあります。温める時はカップから耐熱の器に移して、熱すぎないかを確かめてから食べさせましょう。
どのヨーグルトを選べばいい?
補完食ノートでは、ベビーダノンのプレーンを勧めます。6か月ごろから食べられる乳幼児向けのヨーグルトで、砂糖を使っていません。1カップ45gに鉄0.2mgとビタミンD0.8マイクログラムが加えてあり、1回で食べきれる量です。
ベビーダノンのプレーンは、脂肪を減らしていないので、同じ量でとれるカロリーも多めです。100gあたりにすると80kcalで、成分表のふつうのプレーンヨーグルトの56kcalより多くなります。
ダノンジャパン「ベビーダノン プレーン 乳糖の甘みだけ」
広告砂糖を使っていない乳幼児向けのヨーグルトです。リンク先は、4個パックを6つ(24カップ)まとめて冷蔵便で届ける商品で、賞味期限は発送日から15日以上あります。
スーパーでふつうのヨーグルトを買う時は、砂糖の入っていないプレーンを選びましょう。
果物のソースが入ったベビーダノンには砂糖が少し使われているので、毎日のヨーグルトにはしないほうが安心です。はちみつ入りのヨーグルトは、1歳になるまで食べさせないでください。
ヨーグルトは、1回にどれくらい食べさせる?
最初はスプーン1さじから始めて、食べる様子を見ながら増やしていきましょう。
1回の量の目安は、7〜8か月で50〜70g、9〜11か月で80g、12〜18か月で100gです。どれも、魚や肉、豆腐、卵の代わりにヨーグルトを出す時の量で、厚生労働省の支援ガイドの表に載っています。食べる量は子供によって違うので、目安と考えましょう。
牛乳のアレルギーが心配な時は?
赤ちゃんの食物アレルギーの原因は、卵、牛乳、小麦が多いことが分かっています。初めてのヨーグルトは、平日の午前に、スプーン1さじから始めましょう。何かあった時に、病院が開いています。
育児用ミルクも、牛乳から作ったものです。育児用ミルクを飲んで何も起きていない赤ちゃんは、ヨーグルトでも症状が出にくいと考えられます。
湿疹のある赤ちゃんは、食物アレルギーになりやすいことが分かっています。ヨーグルトを始める前に、小児科で湿疹を治療して、始め方を相談してください。
食べものが肌に触れると、口の周りが赤くなることがあります。赤みが口の周りだけで、元気なら、写真を撮って様子を見ましょう。赤みが広がる時や、かゆがる時は、小児科を受診してください。咳が止まらない、苦しそう、ぐったりしている時は、すぐに救急外来へ行きましょう。→赤くなった後の進め方
よだれで口の周りが荒れている子は、食べる前にワセリンを塗っておくと、食べものが肌に付きにくくなります。
牛乳や育児用ミルクで症状が出たことがあるなら、小児科で相談してから始めましょう
牛乳や育児用ミルクで、じんましんや嘔吐などの症状が出たことがある赤ちゃんは、自己判断でヨーグルトを始めないでください。
ヨーグルトで鉄はとれる?
ヨーグルトには、鉄がほとんど含まれていません。ヨーグルトでおなかがいっぱいになると鉄の多い食べものを食べられなくなるので、鉄の多いおかずと一緒に出しましょう。→鉄の多い食べもの
ベビーダノンのプレーンの鉄は、1カップ45gに0.2mgです。鉄を多めにとりたい時は、明治ブルガリアヨーグルトLB81の「カルシウムと鉄分」も使えます。100gあたり鉄2.3mgが含まれていて、砂糖は使われていません。7〜8か月の1回の目安の50gなら、鉄は約1.2mgで、6〜11か月の鉄の推奨量(1日4.5mg)の4分の1ほどです。乳幼児向けの商品ではありませんが、原材料は乳と、カルシウムと鉄を加えるための材料だけです。
ヨーグルトを毎日食べさせても構いません。ただ、ヨーグルトだけで1回の食事を済ませないようにしましょう。
アレルギーの確認に使える、食材の記録表
「離乳食きろく」は、初めて食べた食材と、食べたあとの様子を記録する無料のツールです。卵や乳製品のようなアレルギーの原因になりやすい食材について、試した日と量や、口の周りが赤くなったなどの反応を残せます。記録は食材ごとに一覧で見られるので、小児科で相談する時にそのまま見せられます。会員登録は要りません。
出典
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)32〜34ページ(「ヨーグルト、塩分や脂肪の少ないチーズも用いてよい。」「牛乳を飲用として与える場合は、鉄欠乏性貧血の予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましい。」。食べ始めを遅らせても食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない。乳児から幼児早期の主要原因食物は、鶏卵、牛乳、小麦の割合が高い。34ページの表の1回あたりの目安量の「又は乳製品」は、中期50〜70g、後期80g、完了期100g。35ページ「温めて与える場合には熱すぎないように温度を確かめる」)
- 日本小児アレルギー学会「食物アレルギー診療ガイドライン2021」(第6章の要旨「離乳食開始時期や食物アレルギーの原因食物となりやすい食物(鶏卵など)の摂取開始を遅らせることは推奨されない」。離乳食を始める前に湿疹を治療する。Minds が公開している要旨と、学会のダイジェスト版を読んだ)
- 厚生労働科学研究班「食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2022」(24ページ。牛乳と乳製品は、乳酸発酵や加熱をしても症状の出やすさがあまり変わらない)
- 「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令」(昭和26年厚生省令第52号)(発酵乳の原料は、63℃で30分間加熱殺菌するか、同等以上の方法で殺菌する)
- WHO. Guideline for complementary feeding of infants and young children 6–23 months of age. 2023.(推奨2の注記。使ってよい乳に発酵乳とヨーグルトを挙げ、「Flavoured or sweetened milks should not be used.」。甘くした乳は加えた糖を含むので、6〜23か月の子には適さない)
- 藤田医科大学総合アレルギーセンター「離乳食を始める時にお子さんのアレルギーが心配な方へ」(2021年9月。口の周りの赤みが少しで元気なら写真を残して様子を見る、広い時やかゆい時は小児科へ、咳が止まらない・苦しそう・ぐったりしている時はすぐ救急病院へ。離乳食の前にワセリンで保護する。粉ミルクが問題なく飲めていれば、ベビー用のヨーグルトを離乳食のスプーン1さじほどから始める)
- 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」
- ダノンジャパン ベビーダノン 商品情報(1カップ45gあたり。プレーン 乳糖の甘みだけ 36kcal・脂質1.8g・鉄0.2mg・ビタミンD0.8µg。果物や野菜のソースが入った味は、ソースに砂糖を使っている。2026年10月確認。100gあたりの80kcal は、このサイトの計算値)
- 株式会社明治 明治ブルガリアヨーグルトLB81 カルシウムと鉄分(100gあたり51kcal・鉄2.3mg。原材料は生乳、乳製品、乳たんぱく質/リン酸カルシウム、ピロリン酸第二鉄)、明治プロビオヨーグルトR-1 よくあるご質問(甘みをつけたヨーグルトは1歳〜1歳半ごろから)。2026年10月確認
- 森永乳業 お客さま相談室「離乳食にヨーグルトを使ってもよいですか。」(甘味のあるものは1歳以降など離乳が進んでから。2026年10月確認)
- 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版」(第8版)増補2023年(ヨーグルト 全脂無糖 100gあたり56kcal、鉄 Tr)
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(6〜11か月の鉄の推奨量 1日4.5mg)
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