子供の病気と家族
子供の病気で、園や学校はいつから行ける?
病気と通っている所を選び、発症した日や熱が下がった日を入れると、園や学校に行ける日がカレンダーで出ます。
登園できる日
家族がかかった時に、症状の無い兄弟が休むかどうかは、通っている園や学校の決まりに従ってください。家族がかかったというだけで、検査を受ける必要はありません。
家族がかかっても、大人が仕事を休む法律の決まりはありません。職場の決まりに従ってください。
休む日数は、どう数える?
熱が下がった日などは数えず、次の日を1日目として数えます。例えば「熱が下がった後3日」を待つ病気で、月曜に熱が下がった時は、火曜・水曜・木曜の3日間を休み、金曜から行けます。
インフルエンザの「発症した日」は、普通は熱が出た日です。熱が出ないままインフルエンザと診断された時は、喉の痛みや咳などの症状が出た日から数えます。
治ったことを証明する書類は要る?
学校には、インフルエンザや新型コロナなどで休んだ後に、治ったことの証明書や、検査が陰性だった証明書を出す必要はありません。
病気ごとの、園と学校に行ける目安
インフルエンザ
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発症した後5日経過し、かつ解熱した後2日経過していること(乳幼児にあっては、3日経過していること)
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで
- 移しやすい期間
- 症状が有る期間(発症前24時間から発病後3日程度までが最も感染力が強い)
新型コロナウイルス感染症
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発症した後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過すること ※無症状の感染者の場合は、検体採取日を0日目として、5日を経過すること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで
- 移しやすい期間
- 発症後5日間
溶連菌感染症
- 保育園・幼稚園・こども園
- 抗菌薬内服後24〜48時間が経過していること
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 適切な抗菌薬療法開始後24時間以内に他への感染力は消失するため、それ以降、登校(園)は可能である。ただし、定められた期間は抗菌薬の内服を継続すること。
- 移しやすい期間
- 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日間
手足口病
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 本人の全身状態が安定している場合は登校(園)可能。流行の阻止を目的とした登校(園)停止は有効性が低く、またウイルス排出期間が長いことからも現実的ではない。手洗い(特に排便後、排泄物の後始末後)の励行が重要。
- 移しやすい期間
- 手足や口腔内に水疱・潰瘍が発症した数日間
ヘルパンギーナ
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 全身状態が安定している場合は登校(園)可能であるが、長期間、便からウイルスが排出されるので、手洗い(特に排便後、排泄物の後始末後)の励行が重要。
- 移しやすい期間
- 急性期の数日間(便の中に1か月程度ウイルスを排出しているので注意が必要)
ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれること
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 症状のある間が主なウイルスの排出期間であるが、回復後も数週にわたって便からウイルスが排出されることがある。下痢、嘔吐症状が軽減した後、全身状態の良い者は登校(園)可能だが、回復者であっても、排便後の始末、手洗いの励行は重要である。
- 移しやすい期間
- 症状のある間と、症状消失後1週間(量は減少していくが数週間ウイルスを排出しているので注意が必要)
RSウイルス感染症
- 保育園・幼稚園・こども園
- 呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 発熱、咳等の症状が安定し、全身状態の良い者は登校(園)可能だが、手洗いを励行する。
- 移しやすい期間
- 呼吸器症状のある間
マイコプラズマ肺炎
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発熱や激しい咳が治まっていること
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 症状が改善し、全身状態の良い者は登校(園)可能である。
- 移しやすい期間
- 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間
咽頭結膜熱(プール熱)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発熱、充血等の主な症状が消失した後2日経過していること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 主要症状が消退した後2日を経過するまで
- 移しやすい期間
- 発熱、充血等の症状が出現した数日間
伝染性紅斑(りんご病)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 全身状態が良いこと
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 発しん期には感染力はないので、発しんのみで全身状態の良い者は登校(園)可能である。
- 移しやすい期間
- 発しん出現前の1週間
突発性発疹
- 保育園・幼稚園・こども園
- 解熱し機嫌が良く全身状態が良いこと
- 小学校から高校
- 日本学校保健会の解説に、登校の目安は書いてありません。
水痘(水ぼうそう)
- 保育園・幼稚園・こども園
- すべての発しんが痂皮(かさぶた)化していること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- すべての発しんが痂皮化するまで
- 移しやすい期間
- 発しん出現1〜2日前から痂皮(かさぶた)形成まで
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が発現してから5日経過し、かつ全身状態が良好になっていること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで
- 移しやすい期間
- 発症3日前から耳下腺腫脹後4日
流行性角結膜炎(はやり目)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 結膜炎の症状が消失していること
- 小学校から高校(第三種の感染症)
- 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
- 移しやすい期間
- 充血、目やに等の症状が出現した数日間
百日咳
- 保育園・幼稚園・こども園
- 特有の咳が消失していること又は適正な抗菌性物質製剤による5日間の治療が終了していること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで
- 移しやすい期間
- 抗菌薬を服用しない場合、咳出現後3週間を経過するまで
麻しん(はしか)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 解熱後3日を経過していること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 解熱した後3日を経過するまで
- 移しやすい期間
- 発症1日前から発しん出現後の4日後まで
風しん
- 保育園・幼稚園・こども園
- 発しんが消失していること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 発しんが消失するまで
- 移しやすい期間
- 発しん出現の7日前から7日後くらい
帯状疱疹
- 保育園・幼稚園・こども園
- すべての発しんが痂皮(かさぶた)化していること
- 小学校から高校(その他の感染症)
- 全ての発しんが痂皮化するまでは感染力があるものの、水痘ほど感染力は強くない。通常、水痘のような空気感染はないが、免疫不全患者での発症や、顔面等の覆うことができない部位に発症した場合は、空気感染対策が必要となる場合がある。病変部が適切に被覆してあれば接触感染を防げるため、登校(園)可能である。ただし、保育所・幼稚園では、免疫のない幼児が帯状疱疹患者に接触すると水痘に罹患するため、全ての皮疹が痂皮化するまでは免疫のない幼児と接触しないこと。また、水痘が重症化する免疫不全宿主(水痘ワクチン接種を受けておらず、白血病や免疫抑制剤で治療中の者)がいる場合には、感染予防に対する細心の注意が必要である。
- 移しやすい期間
- 水疱を形成している間
結核
- 保育園・幼稚園・こども園
- 医師により感染の恐れがないと認められていること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111など)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 医師により感染のおそれがないと認められていること。(無症状病原体保有者の場合、トイレでの排泄習慣が確立している5歳以上の小児については出席停止の必要はなく、また、5歳未満の子どもについては、2回以上連続で便から菌が検出されなければ登園可能である。)
- 小学校から高校(第三種の感染症)
- 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
急性出血性結膜炎
- 保育園・幼稚園・こども園
- 医師により感染の恐れがないと認められていること
- 小学校から高校(第三種の感染症)
- 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
侵襲性髄膜炎菌感染症(髄膜炎菌性髄膜炎)
- 保育園・幼稚園・こども園
- 医師により感染の恐れがないと認められていること
- 小学校から高校(第二種の感染症)
- 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで
出典
- 学校保健安全法施行規則 第18条・第19条(e-Gov 法令検索、2023年5月8日施行の版)
- こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版、2023年5月一部改訂、2023年10月一部修正)」。別添4の表8・表9(登園のめやす、感染しやすい期間)、日数の数え方、インフルエンザの「発症」と新型コロナの「症状軽快」の説明
- 日本学校保健会「学校において予防すべき感染症の解説〈令和5年度改訂〉」(2024年3月)。出席停止の期間の考え方、その他の感染症の登校(園)基準、Q&A。2026年3月の追補版で、出席停止の期間の基準は変わっていません(文部科学省「学校保健の課題とその対応」2026年5月)
- 厚生労働省「令和8年度冬季 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」(2026年9月30日版)。Q21(学校への治癒証明書や陰性証明書)
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病気ごとの、家族が気を付けること
子供がインフルエンザになった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、家でできる工夫、うがいの研究、受診や仕事をどうするかをまとめています。
子供が新型コロナにかかった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、家でできる工夫、高齢の家族や持病のある家族がいる時の注意、大人の仕事と受診のことをまとめました。
子供が溶連菌にかかった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、兄弟や親に移る割合、家でできる工夫、抗菌薬を最後まで飲む理由をまとめました。
子供が胃腸炎で吐いた時、水分と離乳食はどうする?
ノロウイルスやロタウイルスの胃腸炎の時の水分の飲ませ方と、離乳食を再開する時期、家族に移さない片付け方をまとめました。
子供がRSウイルスにかかった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、家でできる工夫、生まれてくる赤ちゃんを守るワクチンと注射、受診の目安をまとめました。
子供がマイコプラズマ肺炎になった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、家でできる工夫、早めに受診したほうが良い理由、抗菌薬を最後まで飲む理由をまとめました。
子供がプール熱(咽頭結膜熱)になった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、アルコールが効きにくいウイルスの消毒、大人がかかった時に気を付けることをまとめました。
子供がりんご病になった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい時期と、妊娠中の家族がいる時に気を付けること、大人がかかった時の症状をまとめました。
赤ちゃんが突発性発疹で高い熱を出した時、何に気を付ける?
家族に移るか、熱性けいれんを起こした時の対応、受診したほうがいい時、熱がある時に飲ませるものをまとめました。
子供が水ぼうそうになった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、かかったことの無い家族が72時間以内にできること、大人や妊婦が気を付けることをまとめました。
子供がおたふくかぜになった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、ワクチンのこと、大人がかかった時に気を付けること、治った後の聞こえの見方をまとめました。
子供がはやり目(流行性角結膜炎)になった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、タオルや手洗いなど家でできる工夫、大人がかかった時に気を付けることをまとめました。
子供が百日咳になった時、家族に移さないためには?
赤ちゃんに移さないための工夫と、ワクチンを受ける時期、大人がかかった時に気を付けることをまとめました。
子供がはしかになった時、家族に移さないためには?
家族のワクチンの回数の見方と、妊娠中の家族や赤ちゃんがいる時にできること、受診の前に電話する理由をまとめました。
子供が風しんになった時、家族に移さないためには?
妊娠中の家族がいる時に気を付けることと、家族の抗体検査とワクチン、受診の前に電話する理由をまとめました。
家族が帯状疱疹になった時、子供に移さないためには?
帯状疱疹から子供に水ぼうそうが移らないための工夫と、早く受診したほうが良い理由、祖父母のワクチンをまとめました。
家族が結核と診断された時、子供はどうする?
保健所が行う子供の検査と、BCGのこと、家族に症状が出た時に早く受診したほうが良い理由をまとめました。
子供が腸管出血性大腸菌(O157など)にかかった時、家族に移さないためには?
お風呂や台所で気を付けることと、下痢が治まった後に受診したほうがいい時、食べものを扱う仕事の決まりをまとめました。
子供が急性出血性結膜炎になった時、家族に移さないためには?
家族に移りやすい期間と、タオルや手洗いなど家でできる工夫、大人がかかった時に気を付けることをまとめました。
子供が髄膜炎菌感染症になった時、家族に移さないためには?
保健所が行う家族への対応と、予防の抗菌薬、家族に症状が出た時にすぐ受診する理由をまとめました。
子供が手足口病になった時、家族に移さないためには?
手足口病が家族に移りやすい期間と、大人がかかった時に気を付けることをまとめました。著者が手足口病にかかった時の、喉の口内炎の写真も載せています。
子供がヘルパンギーナになった時、家族に移さないためには?
ヘルパンギーナが家族に移りやすい期間と、大人がかかった時に気を付けること、手足口病との違いをまとめました。